インプラント手術について
治療の流れ・期間
インプラント治療期間・通院回数
インプラント治療期間・通院回数は、各医院やインプラントの手術方法によって様々と言えますが、平均的な目安として捉えて下さい。
■通院回数:約6回程度〜
■治療期間:約3ヶ月〜約1年 (1日で終了する場合も有)
インプラント手術前の流れ(1日〜2週間程度)
診査・診断・治療計画
問診、レントゲン撮影・口腔内写真撮影・口腔内模型を作るための型取りなどを行い、様々な検査の結果を見ながら医師からの診断および治療計画が提案されます。
治療にかかる費用は、患者さんごとの骨の量や手術の難易度などによっても違うため、多くの場合、正確な費用はこの時点で提示されます。
[レントゲン写真]
[口腔内模型]
精密検査
手術に備えて全身状態把握の為、CT撮影・血液検査などの精密検査を行います。
※CTは行わないケースもあります。
[歯科用CTの撮影]
手術前の準備
手術の予約・インプラント手術の際の注意点などの細かい指示を受けます。
また、お口の中の歯垢・歯石を取り除き、口内を雑菌の少ない環境にして手術に整えます。
インプラント手術開始からの流れ
1回目手術
顎の骨に穴を開け、インプラント体(フィクスチャー)を埋める手術を行います。
口を消毒したのちに麻酔をかけます。(ご希望により静脈内鎮静法を行います)
手術は平均1時間程度で終わり、入院の必要はありません。
術後は部分入れ歯などを使用する事ができるため、食事や会話に支障はありません。
1週間〜10日後に抜糸を行い、傷が治癒して骨がインプラント体としっかり結合するまで待ちます。この期間は、通常上顎で3〜6ヵ月、下顎で2〜3ヶ月程度です。
※1回法の場合は、この後すぐに歯の型取りを行います。
2回目手術
治癒期間をおいた後、2回目の手術を行います。これは、骨と結合したインプラントの本体(フィクスチャー)に歯を支える土台(アバットメント)をネジでとめる手術です。歯肉を少しメスで開いて、土台をとりつけ、歯肉をきれいに整えます。
人工歯の作製・装着
2次手術後、歯肉の治りを見て最終的に使用する義歯のための型取りを行います。
最終的な義歯を作る前に、まずは仮の歯を装着して噛みあわせや装着感・清掃性などの確認をして調整を行い、問題が無い場合、最終的な義歯を装着します。
メンテナンス
インプラント治療後は、定期的にお口の状態のチェックを行います。メンテナンスの頻度は各医院によって異なります。
『保障システム』などがある医院でも、定期的なメンテナンスを受けていない場合は保障対象外となる事がほとんどですので、長く快適にインプラントを使い続けるためにも、メンテナンスは受けましょう。